軍閥といっても国や時代によっていろいろな意味合いがあるようですが、ここでは昭和の陸軍の高級官僚全般を指していいます。最近思うことは、軍人だからアメリカとの戦争計画を早期講和を目標に計画したまでは事の良し悪しは別としてわかる気がするが、その後総力戦になったことで勝ち目はほとんど無くなり、昭和19年になると戦争というより米軍による一方的な虐殺の形態におよぶに至った時点でどうしてもっと早く戦争をやめられなかったのか?戦争による死者は最期の1年半で8割に及ぶという。結局軍閥が国体維持という組織防衛に終始したからだと思う。高級官僚というと今で言うキャリア官僚そのもの。戦後は軍閥と言われた軍事官僚は解体されたが、キャリア官僚と言う形でしっかり残った。高度経済成長期にはキャリア官僚の活躍もあったでしょうが現在は組織防衛に汲々とするのみで、敗戦間際の軍閥と何ら変わりが無いように思う。結論からいうと一部のエリートのみでの国家運営はとっくに破綻しおり国民から選挙で選ばれた政治家がどうリードするかにかかっていると思うのです。